孤独で皮肉で愛おしいFleabag
ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)『Fleabag』を観ました。
NTLiveは、イギリスのナショナル・シアターがセレクトした舞台作品を収録し、映画館で上映するというプロジェクトなんだけど、実はこれがかなり好き!
毎年すてきなラインナップで、池袋のシネ・リーブル他数館で上映しています。
3000円と映画にしてはちょっとお高めなんだけど、幕間の休憩もそのまま映していて、映画をみているわたしたちも一緒に休憩したりする。
今回見たのはコレ
『Fleabag 』
Amazonプライムでドラマが配信されてるから、実は知ってる人も多いかもね。その元になった一人芝居です。
私はドラマを見て、なにこれちょー面白い!!ってなったわけなんですが。
舞台もちょー面白かった…!😊
なんせ主演であり脚本家のフィービー・ウォーラー=ブリッジがとにかくサイコー。
女性にロリータ的な幻想を抱いている人が見たら泣いちゃうかもだけど(笑)、主人公の描き方が私にはリアルだし、それは女性としてっていうか、ヒトとして魅力的、愛すべき存在!悲しみと孤独とおかしさと、色とりどりのシーンを見せてくれる。もちろんやりすぎだろ!ってことも多々あるけど、お芝居だもん、フィクションだもん。なんか上手に、知的にその枠組みを利用している感じ。下ネタ多いけど全然嫌じゃないのは、やっぱり品性を感じるからだなぁ。
そしてNTLiveが好きなのは、お客さんの反応も入ってるということで…ロンドンのお客さんのまぁ反応の良いこと(笑)
英語版落語みたい、っていう私の友達の感想が言い得て妙で、ほんとそんな感じ。お客さんと演者が相互にコミュニケーションとりあって、影響受けあって時間を共有してる。
落語のときに日本語の音やテンポってツヤツヤしてるっていうか、あぁこういうのが粋っていうのかーなんて思ってたんだけど、その英語版を聴いたように感じたのかもなぁー。
や、良い時間でした。
映画はもう終わっちゃうけど、ドラマは見れるよ。
Thank you for reading!